スカイラインV36の中古車を買うときの注意点!ディーラー営業マンが解説

日産が誇るスポーツセダンである、スカイラインV36型は先代のV35型よりもスタイリッシュかつ、スポーツ性能もアップしたモデルで、スポーツセダンらしい快適な走行性能が特徴。

日産のセダンは中古車市場では値段が落ちやすく、上級グレードであっても程度の良いものが格安で見つかる傾向にあります。ライバルのトヨタマークXなどと比べてもリセールバリューが悪いため、中古車で買ってこそ有意義に乗れる車と言ってもいいと思っています。

ここでは、V36型スカイラインを中古車で買うときに注意したいポイント、事前に壊れやすい部分などを解説して、買ってから後悔しないためのポイントをまとめています。

私自身がスカイラインV36を中古で買ったときの経験や、日産ディーラー勤めていた経験で乗り比べたことをもとに書いています。

前期と後期の主な違いはATの多段化による走行性能と燃費

スカイラインV36型を中古車で買う場合に、前期型と後期型の大きな違いについて、まず知っておくべきことがあります。

  • 前期型はAT(オートマミッション)が5速
  • 後期型(2011年1月以降)ATが7速に多段化(FR車)

大きな部分はオートマチックの変速ギアの数が違うことで、走行フィーリングや燃費が異なってくること。当然多段化している後期型の方が燃費においても、走行時の変速フィールにおいても優れています。

エンジンは2.5Lか3.5Lか??

エンジンは2種類。

250GT系は2.5lのガソリンエンジン。
350GT系は3.5lのガソリンエンジン。
(ちなみにどっちもハイオク指定)

エンジンに関しては、3.5の方がパワーがあるのが当たり前なわけですが、2.5だからと非力という訳ではありません。高速ではグングン伸びるし、回転フィール自体も大きな違いはないですね。

ただ、市街地のストップ&ゴーが多い状況だと、2.5では低速でトルク不足になりがち。車重の重さも相まってグイグイ加速とは言い難い部分はありますね。もっとも信号ダッシュで抜かれるのは絶対嫌だ・・・という人以外には気にならないレベルでしょう。

余裕持って流したい場合は、3.5であれば全く不満はないと思います。

しかし、排気量が上がれば税金などの維持費も高くなるわけで、維持費の面で無理したくないのであれば2.5でも十分であると個人的には思っています。

内装を重視したい場合には350GT typeP

V36型の内装はベージュとブラックの2色が基本。他にも特別仕様車がありますが、中古車としての玉数は少ない。

内装に関しては、新車購入時に選択できる仕様なので、どのグレードにおいても2色の内装がありえます。

  • 明るく落ち着いた内装であればベージュ
  • スポーティな雰囲気が強い攻めのブラック

中古車市場では圧倒的に黒の内装が多いので、ベージュ内装は探すのが大変だったりします。

標準のシートは、シートの縁が合皮で、座面はファブリックになっています。もちろんパワーシート付。モコモコした感じではなく、しっとりと馴染んで体をサポートしてくれるスポーツタイプらしいシート。

グレードによっては、本革シートを設定しているものもあります。

TypeP TypeSPの2グレードは、内装が革シートで豪華。ただし中古車としての玉数が少ないので、革シートが欲しい場合には選ぶ選択肢が少なくなりますね。

外観を重視したいならtypeSモデルを買う

V36スカイラインの外観はグレードによって違いがあるのもポイント。

主に異なるのは、

  • フロントバンパーの形状
  • サイドラインのエアロパーツの有無
  • アルミホイール・タイヤのサイズ

バンパーは一目で分かるくらい形状が異なります。中古車で買った人で、バンパーだけ好みのタイプに取り換える人もいるくらいイメージが違うのですよね。私自身も、スポーツタイプのSグレードバンパーを取り寄せて交換した口です。

非常に気づきにくいですが、サイドのラインもエアロパーツになっています

またタイヤのサイズが異なるため、見た目以上に維持費の面でも大きな違いが出てくる点に注意。

標準グレードとタイプPでは17インチタイヤで、前後ローテーションできるサイズです。

しかし、タイプS,タイプSPになると、18インチの前後異形サイズのタイヤになります。走行性能では踏ん張りがきき、見た目にもスポーティな外観になりますが、ローテーションできないためタイヤの維持費が高くつくのです。

中古車で何も考えずに買うと、意外なところで維持費が高額になってしまう場合があるため、お金がかかる部分はしっかりチェックしておいて選ぶようにしましょう。

V36でトラブルが起きやすい場所はある?

V36スカイラインでトラブルが起きやすい場所について。

意外にもエンジン系は、完成された日産のV型エンジンのためか、ディーラー勤務時でもほとんど故障を聞きませんでした。中古車で買っても、マイナートラブルを除いて、独特なウィークポイントがありません。

一方予期せず壊れやすいのが、電気系統のパーツ

ナビゲーションは外付けが一切できないパネル一体式です。こいつが意外と動作がおかしくなったりすることがあり、いざ壊れて直すと非常に高額になります。(25万ほど)中古車で買う場合には、ナビ周りのチェックは欠かさずにしておきたいところです。

もう一つ、ラジエーターファンが電動式のため、トラブルになるケースも多かったです。以前はエンジンの力でラジエターファンを回すものでしたが、V36では電動ファンです。このため、ファンが不具合を起こしたり、制御系で警告灯が付くなどのトラブルが起きる場合があります。(修理費10万ほど

中古車で買うときには、5年以内ならばエンジンなどの重要パーツは保証が効きます。しかし、電気系統の部品は3年保証であるため、よほど年式の新しいものでもなければ故障時に費用が掛かるのです。

トラブルがないかを確認するのはもちろん、パーツ修理の保険等に入るのも検討した方が良いですね。もしくは、購入後の保証をしっかりしてくれる中古車屋さんから買うのをおすすめします。

V36スカイラインを中古で買うときのまとめ

スカイラインは贔屓目なしで、車として完成度の高い車です。実際に整備などをしていると分かるのですが、目に見えない下回りのパーツや細かい部分がしっかりしており、お金かかってるな~と思わせる作り。ある意味でメーカーが力入れて作った車であり、量産コンパクトカーにはない安心感があります。

中古車市場では大きく値落ちしている車でもあるため、程度の良い車が見つかりやすいです。ここは妥協せずに色々な個体を見たうえで、お気に入りの一台を決めてほしいと思っています。

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